中之条移住作家/撮影 : 糸井 潤/2018


「お・せ・わ・に・な・り・ま・す。」/会場風景/撮影:人見 将/2018


「お」左官/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「せ」厨房/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「わ」石工/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「に」衛生/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「な」音楽/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「り」書記/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「ま」官吏/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「す」未来/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将


「。」 歴史/h2000mmXw1250mm/ケント紙に鉛筆/撮影:人見 将

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    
表紙 写真・デザイン:人見 将 カリグラフィー:大井田 弘子 




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「拝啓、うつり住みまして」 展覧会について
「よくもまあこんな所へ」とは、引っ越し挨拶の際によく返された言葉だった。
「こんな所」とは、辺鄙な地、不便な場所という意味で呼んだのかもしれない。しかし、私たち移り住んだ作家は、「こんな所」にひとことでは表されない魅力を感じ、人生の転機を以ってうつり住んできた。それは、芸術家として優先させるべき事に従った結果だと思っている。おおきなうねりと、日々の作業の積み重ねから生まれ出た私たちの作品を会場で、見てほしい。(糸井)

星野 博美(愛知県) 中之条での暮らしを含んだ 種みたいな絵にしようと思いました。今までのイ           ラスト仕事の原画も展示します。
i飯沢 康輔(横浜市) あんじゃあねえよ(大丈夫だよ)ここの代表的な方言、人の暮らしに染み込ん            だ言葉に時間の深さを感じます。おせわんなります!
古川 葉子(神奈川県)六合にうつり住みまして3年目です。豊かで奥深く、たまに迷いこむ山との息           づかい、ご高覧いただけましたら幸いです。
山口 貴子(岐阜県) 地域における美術の必要性と、その実践、探求の場として中之条は素晴らしい            ものを持っています。
人見 将(埼玉県)  「あっ」という瞬間があったとします。私はたぶん「ああっ」と言います。そ           の増えた一文字の「あ」について考えます。
糸井 潤(栃木県)  写真作品制作の場を求めて中之条に昨年移住しました。現在進めている、神社           を撮影するプロジェクトからの作品を展示します。


撮影 : 糸井 潤

拝啓、うつり住みまして 展
中之条移住アーティストの展覧会

会期 : 2018年4月13日(金)~5月6日(日)期間中の金・土・日・月オープン
   12:00~17:00 入場無料 休館日 火・水・木
会場 : 旧廣盛酒造 / 群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町909-16
参加アーティスト : 飯沢 康輔、糸井 潤、人見 将、古川 葉子、星野 博美、山口 貴子

イベント
・オープニングレセプション
4月14日(土) 18:00~ DamaDamaTalのダンスパフォーマンス他
・アーティストツアー(作家による作品案内)  
4月14日(土) 15:00~17:00
4月30日(月祝)15:00~17:00
オープニングレセプションおよびアーティストツアーは予約不要、入場無料


facebook
https://m.facebook.com/events/963975343753197?active_tab=about

中之条移住アーティスト-Artists Settled down at Nakanojo
https://m.facebook.com/Nakanojo.Artists/

今回の作品について


「お・せ・わ・に・な・り・ま・す。」

「お」 左官
「せ」 厨房
「わ」 石工
「に」 衛生
「な」 音楽
「り」 書記
「ま」 官吏
「す」 未来
「。」  歴史

「おせわになります。」普通の挨拶言葉だけれどここの人はよく使う。仕事が終わると「おせわになりました。」
一日がこの言葉で始まり、この言葉で終わっていく。今日一日、これからも、そして生まれてきた人生に。
出会いと別れの合い言葉がバトンのようにじゅんぐりじゅんぐり受け継がれている。

人々がそれぞれ何らかの役割を持って即かず離れず暮らしているところを町と言うのかもしれません。
今回は町を中心に活躍している10歳から100歳までのそれぞれの世代の方々を描かせていただきました。
私が移住するにあたって、また移住後もおせわになっている方々です。
それぞれの口の形が一音づつ発していて全部繋げると「おせわになります。」になります。最後の「。」は中之条在住
の100歳の方です。「。」は丸であり輪であり和であることから、人生を一回りなさった方にお願いしました。

制作年:2017年 2018年

 

     KOSUKE IIZAWA WebSite -美術家 飯沢康輔の作品と展覧会のご案内-

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