DeeP'98
メチレンブルー、水、木枠、塩化ビニール、白熱灯、トタン、硅砂
1998.7.21~8.1
ギャラリーQs
会場に砂を敷き詰めたのは、投影された水の波紋をもっとも効果的に
映し出すためです。来場者は頭上に設けられた水のふくらみに触れる
ことで、眼下に繰り広げられる水のゆらぎの中に身を置く事になりま
す。それと同時に砂上に自ら足跡を刻印し、そこに訪れた証を残しな
がらも、時と共に新たな足跡によってかき消されいきます。そのよう
な時間の経過は、ゆらいだ水がいつかは元の静止した影に戻っていく
ことにも示されます。